出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | チューク州 ファイチュク諸島 ダブロン島 |
資料にある地域情報 | トラック島夏島 士官用慰安所 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 帰れなかった女もいる。入江のマングローブに近く、士官用の慰安所があって、幾人かが残っていたが、夜、あのサーッという音とともに投下された爆弾で、家もろともけしとんでしまった。月の明るい夜で、女たちの肉体は空に月光を浴びてとび、マングローブの林に散った。そして、朝の光のなかに、一つの全裸の肉が、その水面に浮いていた。 |
証言者 | 金子兜太 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第4海軍施設部 |
資料タイトル | 完本 太平洋戦争(下) |
著者、公文書発信者など | 文芸春秋 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1991.12.1 |
発行所 | 文芸春秋 |
ページ | 27 |
出典備考 | 金子兜太「孤独の島・トラック島に生きて」 |
備考 |