出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 東ニューブリテン州 ラバウル |
資料にある地域情報 | ラバウル |
慰安所があった時期 | 1942年10月 |
記載内容 | 昭和17年10月のラバウル-。建設中だったブインの飛行場に夜間着陸・・・ラバウルで下士官兵用の従軍慰安所にいた夜、敵機の波状攻撃が続き、防空壕に入ろうとした。しかし、知り合って間もない、若丸という朝鮮出身の慰安婦が「防空壕に入ったのではいつになっても戦死できませんから」と変なことを言う。訳を聞くと、仲間の多くは、初め女子勤労挺身隊として徴用され、横浜に着いたとき、内地の軍需工場にするか、前線の慰安部隊か、希望を聞かれ、お茶汲みか食事・洗濯の手伝い程度と考えて「前線」を希望した。ラバウルに向かう船内で、初めて慰安婦の仕事の説明を聞き、ビックリした。しかし、すでに遅かった。いま、戦死すれば特旨看護婦として公報され、靖国神社にまつってもらえる。 |
証言者 | 角田和男 |
証言者属性 | 5期 |
部隊名 | |
資料タイトル | 生と死を凝視した26人の記録 等身大の予科練 戦時下の青春と、戦後 |
著者、公文書発信者など | 岩波嶺雄 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2002.10.18 |
発行所 | 常陽新聞社 |
ページ | 41 |
出典備考 | |
備考 |