出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | バベルダオブ島 マルキヨク州 |
資料にある地域情報 | マルキヨク地区 |
慰安所があった時期 | 1945年 |
記載内容 | 大隊はマルキヨク地区の守備陣地に就いた・・・19年末ごろだったか、第14師団司令部から突然の呼び出しを受けた。伝令2名を帯同して急ぎ出頭したところ、「慰安婦40名に対しマルキヨク地区隊で給養を担当せよ」との下命であった。慰安所を開業してもよいぞとの条件付きであったが、その付帯条項の方は最後まで等関に付した。・・・頭を悩ました男と女の問題は杞憂の部に終わったようで兵たちと女たちの間には何事も無く月日は過ぎていった。慰安婦は日本女性20名と朝鮮女性同数であったが、後述する20年7月の敵艦艇上陸を思わせた時、われわれもこれが最後かと覚悟した中で彼女たちに後方ジャングルに逃避するよう指示し、最後のたばこ各人一本ずつを配った。 |
証言者 | 新川実 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 独立歩兵第350大隊 |
資料タイトル | 電信第三連隊史追録 |
著者、公文書発信者など | 電三会 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1993.12.15 |
発行所 | 私家版(東京都新宿区) |
ページ | 32-33 |
出典備考 | 新川実「パラオ残留の記」 |
備考 |
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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