| 出典種別 | 兵士の回想録等 |
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| 現在の地域情報 | 上海市 |
| 資料にある地域情報 | 上海 |
| 慰安所があった時期 | 1939年 |
| 記載内容 | 大陸の第一夜は、上海港湾の入口にある、五階建の鉄骨ビルの兵站宿舎に陣取った。・・・兵站宿舎より歩くこと約一里と思われるころ、とある租界らしき異様なビルの街に来た。そこは三階建のアパートの様な建物。その中を案内されて廊下を通ると、各室はみな外国人、それも女性ばかりのようだった。・・・まだ支那事変がはじまって間もなく、上海市街のそのほとんどが戦禍をうけたが、この租界だけは暗黙のうちに、このような世界女性の人肉市場が公然の秘密として片隅にうごめいていたのである。・・・一夜に十か国の女性と交換するのも、この世のわが最後の青春の饗宴に、地獄のみやげ話になるかもしれない……・・・その強心臓、強精力にものをいわせて、一時間おきくらいに、片ッ端から世界の女性群像をなで斬っていく。 |
| 証言者 | 宮崎清隆 |
| 証言者属性 | 日本軍兵士 |
| 部隊名 | |
| 資料タイトル | 鎖と女と兵-初年兵時代- |
| 著者、公文書発信者など | 宮崎清隆 |
| 公文書宛先 | |
| 発行日 | 1967.7.1 |
| 発行所 | 宮川書房 |
| ページ | 157-158 |
| 出典備考 | |
| 備考 |
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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