出典種別 | 公文書・軍関係資料等 |
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現在の地域情報 | 中部ジャワ州 スマラン |
資料にある地域情報 | ジャワ島 スマラン |
慰安所があった時期 | 1944年3月 |
記載内容 | 44年1月及2月余は経理部及教育部主任たりし池田大佐の助手たり。更に又余は能崎少尉の副官たりし高橋少佐の助手も行ひいたり。44年3月初余は能崎の副官となりたり。・・・池田大佐不在間、彼の業務は岡田少佐に依り代行せられたり。「スマラン」には「兵站掛将校」をらざりし為、余の作成せる第1、第2、第3表の如く慰安所業務は行はれたり。・・・ 婦女を抑留所から抽出する案が誰に依りて出されたるものや、余は知らず。能崎、池田、岡田から出たる否やは知らず。然し、之等新慰安所の開設は当時「スマラン」に在りし慰安所に相当数の性病がありし為、斯かる案が出たものと推察す。・・・ 強制売淫なる事実に関しては、1944年3月能崎の副官となりし際、始めて聞き及びたり。余は之を能崎少将より聞きたり。彼は余に慰安婦の中には、自由意志ならざるものがありと語りたり。余は斯かる「強制売淫」は終熄せしめざるべからずとは思ひしも、最高級者たる能崎少将が本件に関し知りある以上、余としては何の処置もとり得ざりき。 |
証言者 | 河村千代松 |
証言者属性 | 第4被告、少佐(47歳) |
部隊名 | |
資料タイトル | BC級裁判(オランダ)/バタビア裁判 106号事件/本人尋問 第4被告K.T少佐(47歳) |
著者、公文書発信者など | |
公文書宛先 | |
発行日 | 1947.9.9 |
発行所 | |
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出典備考 | 国立公文書館蔵/wam公文書サイト:J_J_123/106-382~385 1974/R/参考資料:強制動員真相究明ネットワーク刊『BC級バタビア裁判・スマラン事件資料』2014年8月20日 |
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