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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報ヤンゴン管区 ヤンゴン市
資料にある地域情報ラングーン
慰安所があった時期
記載内容他の戦友たちは私とちがって、プラトニックラブよりは実際的な方を選んで、街に娼婦を買いに行っていた。そのうちの戦友の1人が、あるとき遊びから帰ってきてびっくりしたように、いった。「女を買いに行ったら、それがなんと妹の同級生なんだよ。あんなに驚いたことはないね。なんでも、だまされて連れてこられたそうだ」彼がその娘から聞いてきたところによると、19才から20才ぐらいの朝鮮の娘が、タイピストやウエイトレスや事務員の名目で何百名も国に獲り出され、御用船に乗せられて来てみると、タイピストどころか慰安婦だったというのである。どの娘も高等教育を受けたちゃんとした家の生娘で、それが集団で連れてこられたそうなのだ。このはなしを聞いて、私はある戦友のもう一つのはなしを思い出した。その男が御用船に乗ってシンガポールからラングーンに至る途中のこと、船には数十人の若い娘が乗り合わしていた。一見して素人娘とわかる女性ばかりで、なんのためにどこへ行くのかもその戦友はしらなかった。が、こちらも血気盛んな年頃とて興味津々で、接近するチャンスをねらっていた。そしてある晩、ついに自分をおさえきれなくなって、集団で寝ている娘達の船室にもぐり込んで、そのうちの1人と関係を結んでしまった。・・・そうなってから、娘たちに、どこへなにをしに行くのかと聞いてみたところ、外地でタイピストとしてはたらく、と、そう答えた。
証言者濱村幾三郎
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル北斗七星から南十字星まで
著者、公文書発信者など濱村幾三郎
公文書宛先
発行日1987.6.1
発行所讃文社
ページ102-103
出典備考
備考 ラングーンはビルマ南部にある。現在の地図ではヤンゴンである。
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