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資料の詳細

出典種別 被害証言
現在の地域情報パゴー管区 パゴー県 パゴー郡区
資料にある地域情報ペグー
慰安所があった時期
記載内容2日後、慶子たちは今度は列車に乗せられた。車窓からは金色に輝く塔が、ほとんど1時間ごとに見えた。・・・降ろされたところはペグーという小地方都市だった。ここで久しぶりに慶子たちは“店”を開くことになったが、その直前、師団兵站部に呼ばれていった石橋が9人の女を「新入りだ、面倒みてやってくれ」と連れてきた。そろって青い顔をしていた。いずれもアッパッパとよばれる木綿のワンピースを着せられていた。金必連たちが、なにごとか朝鮮語でたずねると、かすかにコックリうなずいていたが、石のように9人とも黙っていた。石橋の言っていた朝鮮から直接おくられてきた女たちだと慶子にもすぐわかった。歩兵第58聯隊や同第138聯隊にはその2倍から3倍が同じように“配給”になったらしかった。師団も聯隊もしばらくこのペグー付近にとどまり、次の作戦にそなえ演習を繰り返すことになった。
証言者慶子
証言者属性日本人被害者
部隊名
資料タイトル従軍慰安婦・慶子
著者、公文書発信者など千田夏光
公文書宛先
発行日1981.11.30
発行所光文社
ページ244-245
出典備考
備考 現在の地図のヤンゴンの北東にペグーがある。
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