出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 沖縄県 島尻郡 座間味村 阿真 |
資料にある地域情報 | 座間味島 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 慶良間列島の各基地にも慰安所が設置され、座間味島にも確か7名の朝鮮人慰安婦がいたことを憶えている。池上あるいは池山とも言っていたトミヨをはじめとしてコナミ・エイコ・ミエコ・ハルエ・トシエ・タマコという名で呼ばれていた。島には1000余の兵員がいたので、この大所帯で7名の慰安婦では、戦後になって一時流行した戦争映画のピー屋のシーンよろしく兵たちが列を作っていたほどであった。座間味島では、初めのうちは兵たちも日々の寂しさを紛らわすために慰安所通いをする兵も多かったが、舟艇秘匿壕作りで日夜作業が続けられていたのと日頃の粗食で重労働に疲労感が濃くなり慰安所に通う兵も少なくなってしまい、ときおり酒保のように甘未品を売ることもあった。その頃のことで、衛生兵の私は慰安所に洗浄液などの薬品を届けに行った。その日は慰安所の利用日でなかったので、彼女たちが出してくれた菓子で茶を飲みながら話し合ったのだ。 |
証言者 | 関根清 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 「証言・朝鮮人従軍慰安婦」第二集 |
著者、公文書発信者など | 日朝協会埼玉県連合会編 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1993.4.15 |
発行所 | 日朝協会埼玉県連合会 |
ページ | 13-14 |
出典備考 | 関根清「沖縄の朝鮮人軍夫と慰安婦」 |
備考 | 那覇市の西方海上に慶良間諸島がある。慶良間諸島のひとつに座間味島がある。座間味島の西側が阿真である。 |