出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 地名特定不可能 |
資料にある地域情報 | 国境地帯 |
慰安所があった時期 | 1944年 |
記載内容 | 国境地帯の事とて余り娯楽の設備もない。・・・軍隊には現役志願で来ている女を知らない20歳未満の兵隊や、内地からの召集兵等が大勢いた。今、朝鮮の慰安婦の事が話題になり騒がれているが、これは人間、いな動物的生活の問題ではなかろうか。三尺間に仕切られた所に何人かの女が寝たままでおり、御希望の兵隊達は列をなしてズボンのバンドを外して順番を待っているのである。20歳前の若い兵隊などは人様の様子を眺めて実技の前に爆発している者もいる。我が輩は3人の子供もいるお父さん兵隊である。とてもこんな事は出来ない。後学の為と思い見学はしたが、全く何とも表現の出来ない状況であった。・ ・・ 又こんな事もあった。出動の際、我が輩等の中隊は、部隊全部の食料、弾薬、酒保用品その他、修理工場等の備品すべてを軍用車(トラック)に積んで管理輸送をする。我が輩の記憶では部隊の人数は3千名くらいと思っていたが、この人数に対し、驚くなかれ、-ルーデサックが4屯貨車1台分もあった。 |
証言者 | 佐々木賢二 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 我が輩は一銭五厘の兵隊さん |
著者、公文書発信者など | 佐々木賢二 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1994.5.31 |
発行所 | 創栄出版 |
ページ | 31,32,39 |
出典備考 | |
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