出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 地名特定不可能 |
資料にある地域情報 | 不明 |
慰安所があった時期 | 未記載 |
記載内容 | それぞれの部隊の駐屯地の後方には慰安所といって、将兵の性の発散をする遊び場所がありました。当時でいう遊廓です。・・・私はそういう女性たちが金もうけのために、戦地に来て働いているのだとばかり思っていました。日本人の玄人の経営者によって10数人、粗末な小さく仕切られた個室で1日中、将兵を客として遊ばすわけです。いくら商売とはいえ朝から晩まで休むことなく働かされ、「金も儲かるだろうが大変だなあ」くらいにしか思っていませんでした。終戦になって帰国して初めて、こうした女性が、軍や国の権力で、国内ばかりでなく、中国や朝鮮など占領地の婦女子をだまして強制連行し、こうした所に送り込んだと聞きました。 |
証言者 | 谷川義之 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 広島歩兵第11連隊 |
資料タイトル | 長江憂情-中国戦線かくありし- |
著者、公文書発信者など | 谷川義之 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1999.7.1 |
発行所 | あったか編集工房 |
ページ | 61-62 |
出典備考 | 注:61pに「洞庭湖周辺での作戦」とあり、洞庭湖周辺に駐屯していた時の証言と思われるが、断定できず。 |
備考 |