出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 東ニューブリテン州 ラバウル |
資料にある地域情報 | ラバウル |
慰安所があった時期 | 1942年3月頃 |
記載内容 | 主計長が皆に説明していた。本日未明、○○丸にて、「女子挺身隊」が○○名来る。」特種看護婦、戦線慰問隊などの名目で、朝鮮等より動員された慰安婦の事で、その振り分けを説明していたのである。・・・途中船の中で何をするかと言われたときは、泣き叫んだときいた。設営隊が、町外れに細長い、四畳半ぐらいの部屋がいくつもあり、真ん中に通路があって両側に部屋のある家を何軒も建てた。これが彼女たちの職場であり、戦場なのだ。・・・昭和19年1月17日 薪取作業。空襲によって湾内に仮泊中の貨物船が沈没する。便乗者の中に、朝鮮より動員された慰安婦数十名が乗っていた。婦女子がいては危険だとのことで、内地に帰す予定であった。船のハッチが開かず全員死亡せり・・・ |
証言者 | 藤井進 |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | 去らば死神 |
著者、公文書発信者など | 藤井進 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1996.8.15 |
発行所 | 近代文藝社 |
ページ | 25-26, 51 |
出典備考 | |
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