出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | コロール州 コロール |
資料にある地域情報 | コロール島 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 「おい倉田、これで死ぬかもしれんぞ、男として覚悟を決めろ」と友人がいい、倉田も生まれて初めて遊廓に出かけた。そこは料亭「鶴の家」といい、格式の高い遊廓で、南洋庁の高官や軍の将校が出入りしていた。コロール島の色町は空襲で大分、焼けてしまったが、鶴の家は残っていた。・・・意を決して「鶴の家」にあがった。・・・そこで出会った女性は、何と少年のころに過ごした栃木の人だった。西那須野の農家の娘で、凶作のために身売りされ、パラオまで来たのである。 |
証言者 | 倉田洋二 |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | アンガウル、ペリリュー戦記 玉砕を生きのびて |
著者、公文書発信者など | 星亮一 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2008.6.30 |
発行所 | 河出書房新社 |
ページ | 63-64 |
出典備考 | 注:奥付の星の経歴は1935年生まれとある。星が、パラオで戦友を弔う倉田洋二の戦歴を記したもののようだ。 |
備考 |