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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報ヤンゴン管区 ヤンゴン西部県 ダゴン郡区
資料にある地域情報ラングーン
慰安所があった時期
記載内容防衛司令部の副官は翠香園副官と陰口をいわれていたが、翠香園参謀という意味もよく理解できる。当時プローム通りのラングーン大学跡の方面軍司令部と翠香園とは、隣合わせの庭続きになっていたのである。翠香園の芸者達は、庭を伝わり方面軍参謀の室に通ったことであろう。また15軍においても、正月元旦とはいえ、軍司令官官舎に芸者が呼ばれているが、厳格な軍司令官であったならば認可する訳がない。それが認められたのは、軍司令官自身がそれを喜んだからに相違ない。なおこの事実を久野村参謀長が黙認していたといい、かつ「参謀長が下級将校と芸者を争った」とか、各参謀は戦場で数少ない慰安婦を特定の女として持っていて戦場から送金していた、というのであるからまったくの驚きである。
証言者小宮徳次
証言者属性日本軍兵士
部隊名ビルマ方面軍
資料タイトル戦争と人間の記録・ビルマ戦・前篇
著者、公文書発信者など小宮徳次
公文書宛先
発行日1978.3.10
発行所徳間書店
ページ70
出典備考
備考 ラングーンはビルマ南部にある。現在の地図ではヤンゴンである。/参考資料:『ビルマ(ミャンマー)に残る性暴力の傷跡』(「従軍慰安婦」問題を考える女性ネットワーク編1998.1)の表紙に「将校クラブ「翠香園」」の写真が掲載され、「現在は退役軍人のための施設となっている」とのキャプションがつけられている。
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