資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	モン州　モーラミャイン県　タンビュザヤ郡区
資料にある地域情報	タンビザヤ
慰安所があった時期
記載内容	タンビザヤには慰安所があって、ビルマ人の慰安婦がいた。この施設があるのは、ある人数以上の日本軍将兵が周辺に集まっているからであった。駅に近いところにあるのは木造の家であったが、多くはゴム林の奥につくったニッパハウスの小屋がけの慰安所であった。布切れをねじってつくった灯芯を、油の皿に浮かし、それに火をともしたのが部屋の灯りである。大きな影がニッパヤシの葉で張った壁にゆらいだ。・・・朝鮮人の慰安婦はタイ、ビルマにもきていた。日本軍将兵と軍属に性のサービスを売るこの施設は、フルネームでは「皇軍特殊慰安所」と呼ばれ、軍管理のもとに、これを専門に営業する特殊の商人により経営されていた。性の商人の営業の足は遠く大陸の奥地や南海の島々まで伸び、慰安婦のほとんどは朝鮮人であった。
証言者	浜田芳久
証言者属性	日本軍兵士
部隊名
資料タイトル	ビルマ敗戦記
著者、公文書発信者など	浜田芳久
公文書宛先
発行日	1982.4.10
発行所	図書出版社
ページ	33
出典備考
備考	現在の地図のモールメンの南方にタンビュザヤThanbyuzayatがある。