出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | モン州 モーラミャイン県 モーラミャイン郡区 |
資料にある地域情報 | モールメン |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 晴れた休日の午后、モールメンへ渡った。桟橋から真直ぐ行った道と直角にメーン・ストリートがあり、右に曲がった街並のはずれに慰安所がある。慰安所へ来る積りはなかったが、その雰囲気を一度知りたいと思った。大きな建物で、入口で料金を払うと番号札をくれる。料金は将校、下士官、兵の別に定められ、待合所の木の長椅子で呼び出しの順番を待つ。この待合室を隔て、急造の板で仕切られたドアー付の部屋が、階級別に並んでいる。番号呼出しがあって、ドアーを開けると、赤い長襦袢がふわりかかった衣桁があり6畳くらいのアンペラ敷きに、薄い敷布団一枚敷かれ、灰皿1個置かれてあった。 |
証言者 | 板緑良男 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | あゆみ |
著者、公文書発信者など | 板緑良男 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1982.1.1 |
発行所 | 私家版 |
ページ | 60 |
出典備考 | |
備考 | ビルマの南部にモールメンがある。現在の地図の呼称はモーラミャインである。 |