出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | サガイン管区 カレ県 カレ郡区 インダンギー |
資料にある地域情報 | インダンギー |
慰安所があった時期 | 未記載 |
記載内容 | 部隊本部はタムの西南方インダンギーにあった。本部着、すぐ部隊長に報告出来た。森小隊の無事を非常に喜ばれた。立ち上り次の部屋へ行き出て来られ部隊長は2個の煙草を差し出しご苦労、ご苦労休養をとるようにと言われた。久し振りの板床の上思いきり手足を伸して休んだ。ふと隣に居た下士官が「慰安所へ行きますか」と声をかけられた。「ええ、慰安所」私は何の事かすぐ判らなかった。「それそれあの慰安所ですが案内しますよ」と言われてやっと想像が出来た。「とてもとても其の気には、見られる通りフラフラで明朝出発が早いから」と断った。 |
証言者 | 山田正明 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | ビルマ方面軍野戦自動車廠ビルマ派遣第15軍野戦自動車廠本部 |
資料タイトル | ビルマ戦線 やうちゃの足跡 |
著者、公文書発信者など | 屋宇茶会戦誌編集委員会 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1983.8.15 |
発行所 | 屋宇茶会戦誌出版会 |
ページ | 191-192 |
出典備考 | 山田正明「鈴木伍長の思い出(その2)」 |
備考 |
インダンギーの位置。145pの地図によるとカレワとカレーミョの間より少し北で、ヤザギョウの南である。現在の地図でその位置を調べると、インダンギーの地名は見えず。チンドウィン河の西に南北に流れる川があるが、その川の主に東に集落が点在している。この中の一つがインダンギーと推測される。 2015年「ミャンマー/ビルマご遺骨帰国運動 追加(経過)報告書」の冒頭に、カレーミョウ地区のインダイギー村(Endaigyi village)のことが緯度経度の値ともに記載されている。緯度経度は(N)23°14,747′ (E)093°07,170′と記載、これを度換算すると、北緯23.245783、東経93.1195となるが、これではインドの地点となってしまう。多分、93°ではなく、94°の誤記と思われる。これを修正すると北緯23.245783、東経94.1195となる。この緯度経度で検索すると回想録などに記された位置と一致する。 |