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資料の詳細

出典種別 目撃証言
現在の地域情報広島県 広島市 南区 宇品
資料にある地域情報宇品
慰安所があった時期
記載内容昭和15年の卒業式場で、第1回目の赤紙をいただき、病院船「吉野丸」に乗船勤務しました。17年9月には、中支漢口野戦予備病院へ行くため、第2回目の応召を受けました。そして、今度は南方への第3回目の内命です。それは昭和18年10月18日でした。・・・11月6日、宇品の司令部の広場で読去式も済み、同日輸送船「あらびや丸」に乗船しました。船内は兵隊さん・看護婦、それに「ピーサン」と呼ばれる、若い半島出身の女の子が100人位乗っていました。この人達には5人に1人位の割りで、親方と云う人が付いていました。永い航海の或る日、この人達がアリランや、トラヂトラヂ等を、あの半島の美しい服装で披露してくれました。やっと15,6になったような可愛い子ばかりなのに、一層あわれを誘いました。
証言者杉原いほ
証言者属性
部隊名日赤第486救護班(静岡班)
資料タイトルビルマ追憶の記
著者、公文書発信者など日赤第486救護班
公文書宛先
発行日1980.11.3
発行所私家版
ページ52-53
出典備考杉原いほ(旧姓松本)「ビルマ従軍の思い出」
備考 宇品から「慰安婦」が移送されたという目撃証言。宇品港は兵士の回想録のたびたび出現する。発着地である。宇品港は広島市南区の海岸沿いにある。
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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