出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 屏東県 屏東市 潮州鎮 |
資料にある地域情報 | 台湾南部・潮州付近 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 大下たち、陣地に張りつく戦闘要員もあっけかん。交替で街へ出かけている。行き先は言わずと知れた「ピー屋(慰安所)」だった。・・・鈍い爆音がしきりと旋回する。女は私を押しのけて縁側に飛び出し、体を乗り出して、しきりに両手を振る。この慰安所が目当てだ。女とは話し合っていたようだ。複葉の練習機。爆弾を抱いており、飛ぶのがやっとである。特攻機なのだ。翼を振り、紺碧の空の彼方に消え去った。 |
証言者 | 大下軍曹 |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | 失われた戦場の記憶 |
著者、公文書発信者など | 土井全二郎 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2000.5.29 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 225-226 |
出典備考 | 大下「青春の郷愁」 |
備考 |