出典種別 | 被害証言 |
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現在の地域情報 | チューク州 ファイチュク諸島 ダブロン島 |
資料にある地域情報 | 東カロリン群島 トラック島 夏島 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 菊丸さんが上陸した夏島は、・・・第四艦隊の艦隊司令部がおかれ、潜水艦の基地ともなっていた。・・・一緒に上陸した慰安婦は、約100名。そのうち少尉以上を相手にする士官用は33名、菊丸さんはその一人だった。部屋はウナギの寝床のような細長い建物の中にズラッと並び、6畳間に4畳のベランダがあり、一間の床の間と押し入れがついていた。・・・士官用の部屋は33室あったかしら。・・・一ヵ月の働きが600円か700円、陸上の士官が1月分先払いする。又ある中将は・・・昼ごろ来て夜半に帰る。・・・私達は1週間に一度病院に行く。検査に落ちると赤丸が付き、艦の士官室へ其の日の内にまわる。次の検査まで営業できぬ。 |
証言者 | 山内馨子(菊丸) |
証言者属性 | 日本人被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | 証言記録 従軍慰安婦・看護婦――戦場に生きた女の慟哭 |
著者、公文書発信者など | 広田和子 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1975.11.15 |
発行所 | 新人物往来社 |
ページ | 18-30 |
出典備考 | |
備考 | ――証言者は、西小山の元芸者。渡った当時満18歳。「慰安婦」という言葉は理解していなかった。慰安婦になれば置屋の借金を軍が肩代 |