| 出典種別 | 兵士の回想録等 | 
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| 現在の地域情報 | アンダマン・ニコバル諸島連邦直轄領 アンダマン諸島 ポートブレア | 
| 資料にある地域情報 | アンダマン島 ポートプレイヤー | 
| 慰安所があった時期 | |
| 記載内容 | アンダマン島における敵の上陸可能地点は、ポートプレイヤー附近の海岸地帯である、と私は判断し・・・大隊長に報告した。大隊長はその報告をもとに海軍側と意見交換をして、防禦作戦計画をたてた。・・・昭南(シンガポール)の軍司令部に、アンダマン防禦作戦計画を説明に行かねばならなくなった。大隊長の命令なのである。「ついでに、海軍に負けないように、料理屋と女達を送ってもらうように頼んで来い」大隊長は厳粛な命令のあとで、そのようなことをつけ加えた。・・・現実に海軍部隊の方には将校用の料理屋と数名の日本女性がいた。大隊長は海軍側から招かれて時たまその料理屋へ行くことはあったが、他の陸軍将校は行かれなかった。・・・兵隊達のための慰安所は陸軍用のものも出来た。将校も利用していいことになっていたが、料理屋のような風情はなかった。大隊長は海軍に負けないものを作りたい、と言った。私の才覚でそれをうまくまとめて来い、というのだった。 | 
| 証言者 | 中村八朗 | 
| 証言者属性 | 日本軍兵士 | 
| 部隊名 | |
| 資料タイトル | ある陸軍予備士官の手記 下巻 | 
| 著者、公文書発信者など | 中村八朗 | 
| 公文書宛先 | |
| 発行日 | 1978.9.10 | 
| 発行所 | 現代史出版会 | 
| ページ | 64-65 | 
| 出典備考 | |
| 備考 | 注:海軍部隊の将校用の料理屋 |