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資料の詳細

出典種別 被害証言
現在の地域情報全羅南道 木浦市
資料にある地域情報木浦から2kmほど離れた山奥
慰安所があった時期
記載内容主人は私が17歳の年の1934年に全羅南道木浦にある飲屋に私を売り飛ばした。その家には私より1つ年下の宮子という娘が売られて来ていて、客の接待をしていた。・・・ある日、私たち2人は町で酒を売ってこいと主人に言われ、酒瓶を持って出かけた。そのとき埠頭に入った日本の軍艦から水兵たちが大勢おりてきて、私たち2人をむりやり引っ張って行こうとした。私たちは大声で助けを求めながら抵抗したが、けもののような水兵たちはげらげら笑いながら私たちを木浦市内から2kmほど離れた山奥に連れて行った。そこには人家がなく松の木がまばらに立っていた。10余人の水兵が私にとびかかり、身動きできないように手足を押さえ服をはいだ。他の者たちは私のまわりに立って高笑いをしていた。宮子も私と同じような目にあった。・・・私が抵抗すると火であぶり針金で刺すなどの蛮行を働いた。今私の体にはそのときの火傷の跡がいくつも残っている。下半身も傷だらけである。私は夜昼4日間、こんなおぞましい目にあった。私たちは気を失って倒れていたのでその後のことは覚えていない。世の中にこのようなけだものたちがまたといようか。今、記憶をたどればそのときの日本軍人の数は300人ほどで、かれらは連続4日間2人の娘を輪姦したのである。
証言者金福順
証言者属性朝鮮人被害者
部隊名
資料タイトル踏みにじられた人生の絶叫
著者、公文書発信者など「従軍慰安婦」・太平洋戦争被害者補償対策委員会
公文書宛先
発行日1995
発行所「従軍慰安婦」・太平洋戦争被害者補償対策委員会
ページ49-50
出典備考
備考 ソウル特別市立鍾路図書館所蔵の地図・木浦5万分の1の地図に「木浦府」がある。地図の中央上側にある。現在の地図で同所は「木浦市」である。ソウル特別市立鍾路図書館所蔵の地図・木浦は次を参照のこと。
http://db.history.go.kr/item/imageViewer.do?levelId=jnm_025_0010_0120
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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