出典種別 | 兵士の回想録等
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現在の地域情報 | 東ニューブリテン州 ラバウル |
資料にある地域情報 | ラバウル |
慰安所があった時期 | 1942年 |
記載内容 | 病院より百メートルあまり手前から、右へ曲がる細い急坂を上りきると、樹木にかこまれた小さな広場の中に、床高の家が一軒ポツンと建っている。これが通称「山の家」と呼ばれた海軍の士官用慰安所であり、我々の今夜の会場でもある。(慰安所も、兵隊用はそのものズバリの女の宿だが、士官用の家は会場や宴会にも兼用されていた)・・・その宴会場の奥の廊下の両側と、テラスに面した片側に板で区切られた四畳半ぐらいの部屋がいくつかならんでいたが、この部屋が彼女らの”独房”になっていた。・・・立派になったのは、防空壕と女の宿だけだろう。・・・町の住民は、どこか安全な森の中に避難し・・・死の町のように静かになった。それに引き換え、女の宿は数ヵ所に増築され、豚小屋の側には・・・新しい兵隊用が一軒建ち、町外れの山の根には、豪勢な士官用の宿が新設された。 |
証言者 | 吉田一 |
証言者属性 | 海軍報道班員 |
部隊名 | |
資料タイトル | サムライ零戦記者 カメラが捉えた零戦隊秘話 |
著者、公文書発信者など | 吉田一 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1969.7.19 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 24, 131, 150, 152, 157、222 |
出典備考 | 光人社NF文庫から1994.9.15に同資料名で刊行されている。注:証言者は他の21名の海軍報道班員とともに1942年1月7日に日本を出発した。 |
備考 |
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