出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 北マリアナ諸島 グアム島 |
資料にある地域情報 | アガニヤとスーマイの中間 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 駐留が長びくことになりそうなので、われわれの隊も毎週1回の上陸(外出)が許された。下士官兵は、警備隊や横五特とかち合わない日に上陸日を決められた。慰安所は、アガニヤとスーマイの中間あたりの左手の丘の上と、その少し先の右手の丘の上と2軒あった。木造の西洋館で、女性はチャムロの人たちであった。・・・ 准士官以上の慰安所は、アガニヤに近い海岸通りの、ちょっとした岬の上の林の中にあった。「あかしや」という名の家で、5人の日本人女性がいた。太った人や、いつも首に繃帯を巻いた人や、白痴的でちょっと頽廃した感じの美人など、いろいろであった。ここの女将は、もとダンサーをしていたという近代的な女性で、「あかしや」の近くに住居を持っていた。しゃれた西洋館で、すぐ窓の下に波が打ち寄せていた。 |
証言者 | 門司親徳 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 空と海の涯で 第一航空艦隊副官の回想 |
著者、公文書発信者など | 門司親徳 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1995.10.16 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 132-133 |
出典備考 | 本資料は光人社NF文庫である。アガニヤはアガニャ、アガニア、ハガニアなどとも呼んでいた。グーグルマップにはHAGATNAがある。スーマイは不明。 |
備考 |