出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | カインホア省 ニャチャン市 |
資料にある地域情報 | ナトラン |
慰安所があった時期 | 1944年 |
記載内容 | 兵隊の最大の楽しみは外出にある。酒も見逃せないが、その焦点は”ピー屋”と呼ぶ慰安所に集まるといっていい。/喚声をあげてトラックに打乗りて/われら兵士慰安所に向う/『昭和萬葉集』(講談社)に載るこの歌は、行為に臨む兵隊たちの心情を実感を込めてとらえている。ナトランの慰安所は小さな劇場のような建物を手直しした、南部仏印進駐以来のものであるかと思われた。内部は、正面が番台、左右へ衝立状に目隠しした個室が並ぶ。飲食はできない。・・・彼女たちは、広東姑娘と安南娘が勤め、それぞれ日本向きに源氏名も付いて、”よし子””市丸”なんていう美人?が嫣然と登場してくるのである。 |
証言者 | 南原幸夫 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 独立歩兵第189大隊 |
資料タイトル | 遥かなる仏印 我が軍隊の軌跡 |
著者、公文書発信者など | 南原幸夫(ペンネーム) |
公文書宛先 | |
発行日 | 1983.8.15 |
発行所 | 私家版(横浜市) |
ページ | 202 |
出典備考 | 注:ナトランは現在のニャチャン(Nha Trang)と思われる。 |
備考 |