出典種別 | 被害証言
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現在の地域情報 | コルディリェラ行政地域 アブラ州 サン・フアン |
資料にある地域情報 | バリントッグ村 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 両親と3兄弟、5姉妹の家庭でした。父が村長をしていたバリントッグ村に、日本兵が来たのは私が14歳の頃でした。ゲリラ捜索として兄たちを連行し、父を柱に括り付け拷問をしました。母はレイプされ、幼い弟や妹は家族を助けようとして、銃剣で殺されました。姉2人と私は駐屯地に引きずられて行きました。駐屯地で、テラサキという兵隊にレイプされ、姉たちのいる建物に入れられました。数名の女性がいて、会話をすると鞭でうたれました。炊事、洗濯、掃除をさせられ、多くの日本兵からレイプされる日々が続き、食糧調達にもたびたび連行されました。ある日、日本兵がいなくなりフィリピン人が助けてくれました。姉の手を引きたどり着いた我が家は、家も父母も焼かれて何ひとつ残っていませんでした。精神を病んだ姉メテリアは2004年に亡くなり、もう1人の姉エスメニアとは半世紀後にやっと再会できました。 |
証言者 | ナルシサ・クラベリア |
証言者属性 | フィリピン人被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | 第9回特別展カタログ 「フィリピン・立ち上がるロラたち~日本軍に踏みにじられた島々から」 |
著者、公文書発信者など | アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam) |
公文書宛先 | |
発行日 | 2011.11 |
発行所 | アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam) |
ページ | 19 |
出典備考 | |
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