出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 中部ルソン地方 パンパンガ州 |
資料にある地域情報 | クラーク航空基地 |
慰安所があった時期 | 1944年12月 |
記載内容 | アカシアの大木が亭々としげる樹蔭に、2,3の小さなバンガローを私は見つけた。驚いたことに、そのから真赤なイヴニング・ドレスの女共が飛出すと、われ先きに我々と同じ草山に登って行く。空襲のさなか、しかも前線基地に徘徊するイヴニングの女、私はそのとき全く奇怪に感じて、連れの若い中尉に訊ねて見た。・・・中尉は言ふのである。「あれは例の慰安婦ですよ。しかし、我々には手が届かんです。」・・・このクラークこそは、特攻隊の出撃した当のその基地である。 |
証言者 | 三増英夫 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 混沌の記 |
著者、公文書発信者など | 三増英夫 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1946.11.1 |
発行所 | 文潮社 |
ページ | 28 |
出典備考 | |
備考 | クラーク地区は非常に広い飛行場群。マバラカットやアンヘレスの可能性がある。 |