出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 北部ミンダナオ地方 東ミサミス州 カガヤン・デ・オロ市 アグサン |
資料にある地域情報 | ミンダナオ島 アグサン |
慰安所があった時期 | 1944年末 |
記載内容 | 黄昏二班に分かれてトラックに乗車した兵隊をつれてわたくしは北海岸アグサンの椰子林の中にある現地人慰安婦のいる小屋に向かった。「カァちゃんにもあえない、恋人にもあえない。これが人間、男としての最後のいとなみになるのだ、思い切ってやってこい」と自分にいいきかせるようにどなってみた。・・・海岸の宵とはいっても暑苦しい。大空襲のあと椰子林の中に応急バラック建てしたらしい小屋の2階は申訳に仕切られた程度である。わたくしは、それぞれの部屋に兵隊を一応あてがった。 |
証言者 | 久保田幸平 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 電信第9連隊 |
資料タイトル | ミンダナオ島敗残記 |
著者、公文書発信者など | 久保田幸平 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1969.4.15 |
発行所 | 三一書房 |
ページ | 83-84 |
出典備考 | |
備考 | 注:アグサンの地名は他にもあるが、北海岸アグサンとあるから、カガヤン・デ・オロ付近のアグサンだと思われる。 |