出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 佳木斯市 富錦市 |
資料にある地域情報 | 満洲の富錦 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 街は全体に古い。時代がかった洋風の建物が建ち並んで、日本人が経営する日本人向けの料理屋・カフェ・バーなどが、浴場の前の通りに固まっている。松源・千鳥・サクラ・青い塔など。満州くんだりまで流れて来た女達がこびを売る。この松源について覚えていることがある。富錦に来たばかりで満州航空株式会社の飛行場にいた頃、そこの格納庫を会場に使って、演芸大会を大々的に催した。演芸たけなわで、松源の芸者が踊りをした。着物は勿論、廻し合羽に三度笠、髪をまげに結ったやくざ姿、三味・太鼓の音玉よろしく、妻恋道中を踊った。女ひでりの兵隊達はやんややんやの喝采だった。その芸者に将校の誰か、首ったけだったと言うことを後から聞いた。 |
証言者 | 吉田孝義 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第34飛行場大隊 |
資料タイトル | 第三十四飛行場大隊史 |
著者、公文書発信者など | 第34飛行場大隊・戦友会 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1993.6 |
発行所 | 第34飛行場大隊史編集委員会 |
ページ | 228 |
出典備考 | 吉田孝義「満州時代の想い出」 |
備考 |
「芸者に将校の誰か、首ったけだった」との記述がある。/現在の地図の黒竜江省の南東部に佳木斯市(ジャムス市)がある。佳木斯市の東に富錦市がある。 ※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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