出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 七台河市 勃利県 |
資料にある地域情報 | 勃利 |
慰安所があった時期 | 1942年10月 |
記載内容 | 秋風が立ち始めた敦化に帰ってまもなく、戦隊とともにわが部隊は昭和17年10月21日に吉林省敦化を発って23日東安省の青山堡に移動しました。この飛行場は勃利の市街から4キロぐらい離れたところにありましたが、その周囲は見渡す限り果てしなく広がるコウリャン畑の中にありました。勃利は県公署の所在地で牡丹江からチャムスを結ぶ図佳線の中間にあり、駅前通りを中心に市街が広がっていまして、各種商店、飲食店、軍慰安所があると同時に部隊の家族持ちの将校たちの官舎もありました。・・・汽車を利用しての軍隊の交換便の授受が行われておりまして福本善蔵君がその伝書使として隔日に勃利に出かけ、近い所であるにもかかわらず、勃利に一泊して帰るのです。責任ある仕事でしたけれど、慰安所のある街だったので皆からうらやましがられていました。 |
証言者 | 根津真一 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第30飛行場大隊 |
資料タイトル | 第三十飛行場大隊史 |
著者、公文書発信者など | 第三十飛行場大隊戦友会 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1986.11.3 |
発行所 | 第三十飛行場大隊戦友会 |
ページ | 317 |
出典備考 | 根津真一「中支セ号作戦参加」 |
備考 | 『満州帝国分省地図』の佳木斯市の南に勃利がある。現在の地図で同所は七台河市勃利県である。 |