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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報黒龍江省 鶏西市
資料にある地域情報黒龍江省 雞寧
慰安所があった時期1943年3月
記載内容外出といえば、例の「ピー屋」に通うことがどの隊でも習わしとなっており、中には、初年兵のときから堂々と出入りして、帰営後古年兵の制裁の対象となっていたものもいた。・・・高級将校の中には、雞寧の街に満州妻を囲っているものもいた。将官(少将)の参謀長も同様である。彼等は、土曜日など休日の前日には、勤務に支障がない限り、乗馬で街に下っていった。休日明けには、官舎に一旦戻らず、直接庁舎に出勤するものが多く、照れくさいのか、正門から入らず、ほとんど北門から入ってきた。このため、当番兵は平常より早く起床して乗馬を世話し「満州妻」の家に向かわざるを得ず、私は北門立哨のときは必ず「ご苦労さん」と声をかけた。
証言者関野豊
証言者属性日本軍兵士
部隊名満州第70部隊(第20軍司令部)
資料タイトル東満の兵営と抑留記 朔北の自分史
著者、公文書発信者など関野豊
公文書宛先
発行日1985.12.20
発行所旺史社
ページ116, 122
出典備考
備考 『満州帝国分省地図』及びテキサス大学図書館公開の満州地図の佳木斯市の南方に鶏寧街又は鶏寧がある。現在の地図で同所は鶏西市である。テキサス大学図書館公開の地図は次のとおり。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nl52-9.jpg
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