出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 鶏西市 鶏東県 平陽鎮 |
資料にある地域情報 | 平陽鎮(鶏寧の近く) |
慰安所があった時期 | 1942年秋 |
記載内容 | 鶏寧には設置されていない慰安所が、どうした理由でか鶏寧より小さい町の平陽鎮に開設されている。慰安所の女たちは、すべて朝鮮の出身者だが、飢えたる兵士どもが、群れを成して押し掛け、外出日の慰安所は、ごった返しである。そして、その浅ましい混雑のなかに、やがてわたしは、わたし自身を見出していた。・・・わたしが馴染んだ慰安婦は、職業用の日本名をミサオとよんでいた。生家は江原道のもっとも貧しい農家だったが、ある日とつぜん村長がやってきて、「軍の命令だ。お国への御奉公に、娘を差し出せ」という。 |
証言者 | 真鍋元之 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 満州2608部隊 |
資料タイトル | ある日、赤紙が来て |
著者、公文書発信者など | 真鍋元之 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1994.8.17 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 262-263 |
出典備考 | 本資料は光人社NF文庫。単行本は光人社から1981.8刊行された。 |
備考 | p248に「鶏西の地名が、鶏寧県鶏寧と改まり、新しく県公署が置かれた」と記述あり |