出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 黒龍江省 地名特定不可能 |
資料にある地域情報 | 不明 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 私は管内の日本人経営の割烹料理店(実際には売春宿の別称)に臨検を命じられて出向した。・・・ある料理店で一部屋だけ、中で、何やらボソボソと女と男の話し声がする部屋があった。コツ、コツ、とノックして、「臨検です」と言うと、ピタリと話し声が止まって、ガタガタと、何やら部屋の中を動きまわる音がして、やがて、半開きに開けられた扉の間から、ニューッと白い女の手と、中尉の襟章の付いた、将校の上衣が出てきた。その軍服と扉の隙間からチラッと垣間見えた、バツの悪そうな男の顔は、近くの隊の顔見知りの将校だったので私は、「この時局に……」などと、中尉に苦言を言う気持ちにはなれなかった。 |
証言者 | 遠藤幸吉 |
証言者属性 | 日本軍兵士・憲兵 |
部隊名 | |
資料タイトル | 自分史 私の歩いて来た道 栄光の彼方に消えた青春 |
著者、公文書発信者など | 遠藤幸吉 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1994.4 |
発行所 | 私家版 |
ページ | 244-245 |
出典備考 | |
備考 |
「割烹料理店(実際には売春宿の別称)」との記述、軍との関係は詳細不明。 ※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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