出典種別 | 被害証言 |
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現在の地域情報 | 吉林省 延辺朝鮮族自治州 延吉市 |
資料にある地域情報 | 延吉 |
慰安所があった時期 | 1932年 |
記載内容 | 「・・・宴会はまあ1時間半ぐらいで、その後は別嬪さんの部屋に行く方や次のお店に行く方やら。ピー屋さん専門の『あらたま』さんが近かったからみなさん行きましたようで」・・・一方、こうした日本の店とは別にいわゆるピー屋と呼ばれる店も延吉にはあった。ここは兵隊たちのいわば性欲処理機関で朝鮮の女たちが中心であった。「兵隊たちはみなピーピーですもんね。朝鮮ピー、支那ピー、満ピー、日本ピー」あるとき彼女は顔をひきつらせてそういった。「今夜は虎狩りに行こうと兵隊さんたちがいえば遠くのほうにある朝鮮ピー屋さんのことですもんね」 |
証言者 | 黒須かな(黒瀬かな) |
証言者属性 | 日本人被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | 戦争と人間の記録・軍隊慰安婦 |
著者、公文書発信者など | 金一勉 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1977.12.30 |
発行所 | 現代史出版会 |
ページ | 149-150 |
出典備考 | 上坪隆「芸者・黒須かなの従軍」 |
備考 |
『満州帝国分省地図』に延吉街がある。テキサス大学図書館公開地図には延吉局子街とある。現在の地図で同所は延辺朝鮮族自治州延吉市である。テキサス大学図書館公開地図は次のとおり。本地図の北東に延吉街がある。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/korea/txu-oclc-6614383-nk52-5.jpg |