出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 遼寧省 瀋陽市 |
資料にある地域情報 | 奉天の四平街 |
慰安所があった時期 | 1936年頃 |
記載内容 | 昭和11年召集、関東軍独立守備隊として満州に派遣されました。四個中隊が奉天の四平街からまだ前進しました。そこで韓国の慰安婦を体験しました。・・・軍隊で日曜外出できる時、7~80人が列んで衛門で班長からサックを2つから3つ渡され、外出許可が出るのです。軍で造ったバラック建ての慰安所に走りました。慰安所はベニヤ板で簡単に区切ってあって、そんな部屋が5~6つあって、1人の慰安婦に10人から15人の兵隊が列び、「早くしろ!早くしろ!」と外で囃すのです。 |
証言者 | 浦和市 男 76歳 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 関東軍独立守備隊 |
資料タイトル | 証言「従軍慰安婦」―ダイヤル110番の記録― |
著者、公文書発信者など | 日朝協会埼玉県連合会編 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1995.8.15 |
発行所 | 日朝協会埼玉県連合会 |
ページ | 48 |
出典備考 | |
備考 |
四平市という地名があるが、当時の奉天省内ではなく、その隣の四平省にあった。そこで、証言の「奉天の四平街」は奉天市の一街路である「四平街」と解した。アジア歴史資料センター:E17010005400の『大奉天市事情総覧』に奉天市の中心部である「城内」に四平街がある。この地図の地名を見ると、中国の旧・奉天は城内を中心に発展してきたが、その後、日本の占領を受け、奉天駅を中心に日本人街が発展したことがわかる。 瀋陽市は、遼寧省の省都である。旧名は奉天市。『満州帝国分省地図』に奉天市がある。テキサス大学図書館公開地図で同所は瀋陽である。 テキサス大学図書館公開地図は次のとおり。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nk51-8.jpg |