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資料の詳細

出典種別 被害証言
現在の地域情報遼寧省 錦州市
資料にある地域情報錦州城
慰安所があった時期1942年
記載内容12歳(1399年)のとき両親に連れられて中国の錦州城に移住した。国では暮らしがたたなかったからだった。両親は私がまだ幼いとき世を去った。私は中国のイェンチョウ市ドンヒャンチョウで結婚生活をしていた1942年、日本軍に強制拉致されて錦州城に引っ張られて行った。「慰安所」の部屋に監禁され、日に10人余りの日本兵を相手にさせられた。しばしば気を失って倒れ、意識をとりもどすと全身がうずいた。かれらの言いなりにならないと容赦なくなぐったり蹴ったりされ、毎日のように頭や腕に傷を負った。たまりかねて、1944年秋、脱走し、中国東北地方のある村で1945年12月まで過ごしたあと、祖国が解放されたと知って、翌年1月、雲田郡にきた。中国の東北で別れた夫の消息は知れなかった。過去を隠してある人の後妻になったが、「従軍慰安婦」生活のたたりで子どもを産めなかった。10年前に夫に死なれ、今は独りで暮らしている。
証言者姜英淑
証言者属性朝鮮人被害者
部隊名
資料タイトル踏みにじられた人生の絶叫
著者、公文書発信者など「従軍慰安婦」・太平洋戦争被害者補償対策委員会
公文書宛先
発行日1995
発行所「従軍慰安婦」・太平洋戦争被害者補償対策委員会
ページ29
出典備考
備考 『満州帝国分省地図』及びテキサス大学図書館公開地図に錦州市、錦県がある。瀋陽市の南西、海岸沿いにある。現在の地図で同所は錦州市である。
テキサス大学図書館公開地図は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nk51-7.jpg
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