出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 天津市 |
資料にある地域情報 | 河北省 天津 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 退院して原隊復帰の汽車を待つ間は兵站宿舎に入り、外出を赦された。兵士の行く所は慰安所しかない。一般の支那人街は不案内だし、兵の立入り禁止になっている場所もある。私も慰安所に行く平気となった。・・・その慰安所でおかみが、「あの病院の慰問演芸で、安来節を踊った女を知ってるでしょう。年をとってはいるがなかなかのサービスですよ」と、「いや、知らんな」と私は言ったが、考えると、青白い病上りの顔をしている者なら、病院に居たのは当然。病院に居たからには、気晴らしに飢えている兵隊が、慰問の出し物を見に出ぬ筈がない。 |
証言者 | 長井通泰 |
証言者属性 | 日本軍兵士・輜重兵二等兵 |
部隊名 | 歩兵第10連隊第2大隊本部 |
資料タイトル | 白い星 歩兵第十連隊第二大隊本部支那事変従軍戦記 |
著者、公文書発信者など | 長井通泰編 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1973.7.8 |
発行所 | 央巧友の会 |
ページ | 138-139 |
出典備考 | 長井通泰「雛物語」 |
備考 | 天津市は北京市の南東にある。 |