出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 北京市 |
資料にある地域情報 | 北京 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 北支では北京、天津。中支では漢口と上海に日本租界があったから、日本人の娼婦街があった。・・・接客婦にも、三通りあると僕は思うよ。借金を払う分だけ稼いで早めに辞める者。借金が多すぎて身を売られて行く人。もう一つは、郷里に帰ってもしょうがないという自暴自棄、捨て鉢の人間よ。天津や北京でも、真面目な日本人や朝鮮人の慰安婦は、自分の借金を早く払うて内地や朝鮮に帰っていたよ。支那にも日本人の慰安婦がおった。外地における旅館は、慰安婦をかかえた所ばかりだけぇの。これを「二枚鑑札」というんだよ。娼妓(売春婦)の鑑札と、芸者の鑑札を持っておった。 |
証言者 | 森本賢吉 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 憲兵物語 ある憲兵の見た昭和の戦争 |
著者、公文書発信者など | 森本賢吉 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2003.10.16 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 171-172 |
出典備考 | 本資料は光人社NF文庫。単行本は1997年2月光人社刊。 |
備考 | 天津市は北京市の南東にある。 |