出典種別 | 兵士の回想録等 |
---|---|
現在の地域情報 | 河北省 衡水市 冀州区 |
資料にある地域情報 | 冀県 |
慰安所があった時期 | 1940年 |
記載内容 | ある日、私は井口伍長に呼び出され、特殊任務を命じられ、「公用」という腕章を左腕に巻いて外出した。それは兵舎外の城内にあるピー屋に行って、漬物をもらって来いという命令であった。ピー屋とは、軍隊用の売春宿のことで、数名の朝鮮人の女性と旦那(ジャングイと呼ばれる朝鮮人の経営者)がいた。・・・冀県のピー屋は、「梅の家」というような日本的な屋号がつけられていた。・・・「梅の家」のような「ピー屋」は、軍の要請に従い、朝鮮人の経営者が貧困な家庭の娘を募集して(日本国家のための看護婦や女工であると騙して)連れて来るのだと聞いていた。 |
証言者 | 西河克己 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 白いカラス 生き残った兵士の記録 |
著者、公文書発信者など | 西河克己 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1997.1.26 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 54-59 |
出典備考 | 注:11pの「中国戦線・概要図」に「冀県」が記載されている。現在の地図の「冀州市」の位置に相当する。 |
備考 | p11に「中国戦線・概要図」あり。 |