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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報河北省 石家荘市
資料にある地域情報石門
慰安所があった時期
記載内容石門のピーヤには1等から3等まであった。我々になじみの深いのは3等だ。1時間たしか60銭であった。だから、外出から帰ってくると班内ではよくこんな話がでた。「俺は今日は20銭パで遊んできた」「俺は15銭パだ」1時間3回で20銭パ、4回なら15銭パ、何が3回で何が4回かは説明するまでもない。何しろ兵隊は元気旺盛なのだから。作戦参加のため南下するという石門最後の外出日、自分は一度特等ピーを経験しておこうと思って入口にたった。ここは金のある将校さんのゆくところだから勝手がわからない。どの部屋も鍵がかかっていて開かない。・・・姑娘の部屋に入ってまた驚いた。二部屋続きの奥の部屋にはお宮のような寝台、手前の部屋には応接セット、テーブルの上には酒まである。
証言者日高栄一
証言者属性日本軍兵士
部隊名北支派遣自動車第22連隊
資料タイトル北支派遣自動車第22連隊
著者、公文書発信者など木村三四郎編
公文書宛先
発行日1976.11.3
発行所私家版(甲府市)
ページ8
出典備考日高栄一「石門の想い出」
備考 石門は石家荘市のこと。『満州帝国分省地図』の太石線と京漢線が交差する地名は「石門」と記載されている。現在の地図の保定市の南西に石家荘市があり、石家荘市は河北省の省都である。テキサス大学図書館公開の中国地図・石門(シリーズL500、1954~)に「石門」が記されている。地図の下部左側である。テキサス大学図書館公開の中国地図・石門は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nj50-5.jpg
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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