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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報河北省 邯鄲市 邱県
資料にある地域情報邱県
慰安所があった時期1939年秋頃
記載内容貝原隊が京漢線邯鄲から邱県に進駐した昭和14年(1939)秋頃のことである。朝鮮人による「慰安婦」一行が部隊について入城、やがて宣撫班近くの民家を改造し、兵隊相手の商売を始めた。彼女らのボスは40代の男で、宣撫班通訳と同郷とのことだった。この通訳は金という男で、痩身で色白の妙に優しい感じの若者だった。それから数カ月後、城内で「モヒ」(モルヒネ)を売っているとの噂が流れた。政務警(県公署親衛隊)の王隊長に命じて内偵の結果、密売元は慰安所で、金通訳も親方と共謀、荒稼ぎをしていることが分かった。
証言者中澤善司
証言者属性陸軍省嘱託・北支方面軍管内各県顧問
部隊名
資料タイトル知られざる県政連絡員 日中戦争での日々
著者、公文書発信者など中澤善司
公文書宛先
発行日2003.3.15
発行所文芸社
ページ19
出典備考
備考 『満州帝国分省地図』の順徳(邢台市)の南に「邯鄲」がある。邱県は見えず。テキサス大学図書館公開の中国地図・刑台(シリーズL500、1954~)の刑台の南に「邯鄲」があり、その北東に「邱県」がある。現在の地図では邯鄲市邱県である。テキサス大学図書館公開の中国地図・刑台及び、HAN-TAN(邯鄲)は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nj50-9.jpg
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nj50-13.jpg
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