出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 山東省 煙台市 龍口市 |
資料にある地域情報 | 龍口 |
慰安所があった時期 | 1943年 |
記載内容 | 招遠駐屯時代は、港町龍口のピー屋(中国の売春宿)で、塞里にうつってからはときどき本部連絡で芝罘に行ったさいに、芝罘のピー屋でことをすましていた。招遠駐屯当時は、第1中隊の兵站基地ともいうべき港町龍口との交流が深く、トラックによる龍口連絡の任務がよくあった。兵隊たちは警乗兵として龍口に行ったさいに、ピー屋に足をむけた。瀧口についてから帰りの出発までは、たいてい2,3時間の余裕があるので、武装したままピー屋へ行く。私も2年兵になってから、一度戦友に誘われてのぞきにいったことがある。ピー屋は全部で10軒ほどあった。 |
証言者 | 桑島節郎 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 独立歩兵第19大隊第1中隊・桐兵団 |
資料タイトル | 華北戦記 八路軍との戦い |
著者、公文書発信者など | 桑島節郎 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1978.7.6 |
発行所 | 図書出版社 |
ページ | 143 |
出典備考 | 1997年12月、文庫版が朝日新聞社(朝日文庫)から刊行。文庫版にあたり「単行本で書き残したことや新たに掘り起こした事実を400字詰め原稿用紙で50枚ほど加筆した」という。文庫版では249pで、内容に大きな違いはない。 |
備考 |
テキサス大学図書館公開の中国地図・YEN-T'AI(シリーズL500、1954~)の地図の海岸沿いに「龍口」がある。証言の港町というのは海岸沿いにあったからであろう。現在の地図で同所は龍口港である。現在の龍口市中心はその港町から少し東方に移り、旧・黄県の中心部が龍口市となっている。旧・龍口は龍口市に包含される。テキサス大学図書館公開の中国地図・YEN-T'AIは次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nj51-9.jpg |