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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報山東省 済南市
資料にある地域情報済南
慰安所があった時期
記載内容済南には、中国の家を改造した2階建ての慰安所が2ヵ所ほどあった。大きな建物には中国人慰安婦が100人ほどいた。朝鮮人慰安婦は「飲み屋のようなところ」に数人ずつおり、将校は、日本人芸者のいる料亭へ行ったという。
ー済南にあった慰安所は、大きかったですね。普通の通りにあるんです。入り口には、規定(巻末資料参照)のようなものがかけてありましたね。そこは規定にもはっきり書いてあるとおり兵隊用の慰安所で、入った所がホールのようになっていて、そこで金を払ったと思います。あいている女性はそこにいましたね。/建物を入ってすぐのところに、管理人の部屋がありました。建物のまん中は通路になっていて、その両側に部屋が並んでいました。一人分の広さは二畳ぐらいで、なかにはアンペラで作ったベッドが置いてあるだけです。
証言者小島隆男
証言者属性日本軍兵士・中隊長
部隊名第32師団歩兵第212連隊
資料タイトル従軍慰安婦―元兵士たちの証言
著者、公文書発信者など西野留美子
公文書宛先
発行日1992.4.30
発行所明石書店
ページ89-90
出典備考
備考 現在の地図で済南は山東省の西部、黄河沿いにある。
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