証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報山東省 泰安市 寧陽県
資料にある地域情報山東省 寧陽
慰安所があった時期1939年12月
記載内容これまで駐屯した山東省の寧陽、金郷、滕県にはそれぞれの城内の一角に慰安所があって軍人専用の慰安婦が何人か屯していた。我々は彼女達をピーと呼称して、外出の際には慰安所への一番乗りを競った。・・・ピーは、多勢の将兵を相手にするわけであるから相当な体力を必要とし、20歳前後の若い女が殆んどで隅には滕県のように場所によっては年増の日本人の姿も見られたが、大部分は朝鮮人と支那人で占められていた。そして何れも貧しい境遇から売られた者か、男に騙されて身を持ち崩した者ばかりであり、文盲もかなり居て郷里への手紙の代筆を承る将兵も多々あったようである。
証言者証言者不明
証言者属性日本軍兵士
部隊名捜索第32連隊第2中隊
資料タイトル黄塵 捜索第三十二連隊第二中隊史
著者、公文書発信者など捜三二二会
公文書宛先
発行日1978.8.15
発行所私家版(千代田区)
ページ275
出典備考注:274pに当時の軍事手帳の引用があり、1939年12月1日に現役兵として入営し、同年12月22日には寧陽に到着している。翌年2月に衛生兵を命ぜられた。
備考 テキサス大学図書館公開の中国地図・済寗(シリーズL500、1954~)に「寧陽」がある。斉寗の北東である。現在の地図で同所は「寧陽県」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・済寗は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-ni50-2.jpg
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