資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	山東省　済寧市
資料にある地域情報	山東省斉寧県
慰安所があった時期	1939年春
記載内容	山東省北津浦線の兗州から西に支線が延びた処に「斉寧県」という処がある。ここは華北5省の内でも特に綿花、羊毛、生牛の生産地として有数な経済県でり、又、日本軍にとっても、奥地の深い周辺の前線に対する兵站基地になっていたのである。14年の春、まだ寒い頃だった。末松部隊斉寧警備隊の高根山軍曹は、特別に週番士官勤務について居た。・・・「俺、巡察に行って来るべえ」と誰に言うともなく立上がった。・・・いつもの巡察経路の西門から大通りを抜けて東門に行き、そこから又、一寸バックして支那の妓楼（パンパン屋）に立寄った、勿論、そんな夜更けには兵隊1人居ろうはずもなく、誰憚かる事のない彼はそこで、1人の姑娘をつかまえ、・・・一時の春を買ったのである。
証言者	竹河信
証言者属性	日本軍兵士
部隊名
資料タイトル	憲兵はザンゲする
著者、公文書発信者など	竹河信
公文書宛先
発行日	1959.09.15
発行所	国際観光出版社
ページ	118-120
出典備考
備考	テキサス大学図書館公開の中国地図・斉寗（シリーズＬ500、1954～）に「斉寗」がある。地図の中央右寄りにある。現在の地図で同所は「斉寧市」である。済寧市は済南の南西方向にある。テキサス大学図書館公開の中国地図・斉寗は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-ni50-2.jpg ※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。