証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 公文書・軍関係資料等
現在の地域情報山西省 忻州市 原平市
資料にある地域情報原平鎮
慰安所があった時期1946年
記載内容次で私は残留希望の将兵の動揺を防ぎ更に獲得する目的をもって今村方策と合謀し、慰安所の設置と慰安婦の獲得ならびに女子軍属の残留工作の必要性をとき、自ら4月上旬太原に出張し、その後の6月下旬における慰安所増設と関聯し慰安婦(朝鮮の女性)約10名を獲得し原平鎮に帯同して慰安所を開設し又第1軍司令部に至り宮城県出身の女子軍属2名を残留せしめ将来の結婚も保証する等の言をもってつり残留を決意するに至らしめたが第1軍司令部の許可がなく実現するに至らなかった。その後更に私は日本の女性の獲得に務め、もって、今村方策、自己及び上級将校の所謂妾にしようと画策し太原に派遣した東登太郎をして奔走せしめ石井某以下約7名の女性を原平鎮に帯同せしめ残留せしめた(上記女性は第1軍の最後の引きあげ時帰国)・・・
証言者菊地修一
証言者属性日本軍兵士
部隊名独立混成第3旅団独立歩兵第7大隊
資料タイトル自筆供述書(日本投降後の残留活動に就て)
著者、公文書発信者など菊地修一
公文書宛先
発行日1954.12.3
発行所
ページ
出典備考『日本侵華戦犯筆供』第3冊、2005.5、中国档案出版社、852ページ
備考 敗戦後の山西残留日本兵の不満を解決し、残留させるために慰安所を開設した。原平市は山西省忻州市の北にある。テキサス大学図書館公開の中国地図・忻県(シリーズL500、1954~)に北から崞県、原平鎮、忻県がある。現在の地図の崞陽鎮、原平市中心部、忻州市に相当する。証言は原平鎮に慰安所を開設したというもの。原平鎮は、現在の地図の「原平市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・忻県は次を参照のこと。http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nj49-8.jpg
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