資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	山西省　太原市
資料にある地域情報	太原
慰安所があった時期	1940年3月
記載内容	在隊約2年という短い野戦生活のなかで、私は2回も中隊命令を受け、問題の慰安婦に直接関係したことがあるからである。1938年9月、24歳で静岡歩兵34連隊に応召され・・・中隊は太原を中心に周囲の要地を移動しつつ、警備と討伐戦も明け暮れていた。ところが本部勤務となったそうそう中隊命令を受け、大隊本部へ擲弾筒二つと慰安婦3名を受け取るため中隊本部を発った。本部で任務を果たした私は、慰安婦3名の守備をトラック警乗兵に委託し、擲弾筒二つともに2台の車に分乗し、帰路についた。・・・慰安婦は警乗兵に守られ、3名とも無事だった。帰隊後はすでに準備されてあった民家の空家を慰安所として、そこに2名を収容し、残る1名は分遣隊に送ったことがあった。
証言者	太田隆司
証言者属性	日本軍兵士
部隊名	静岡歩兵34連隊
資料タイトル	元日本兵の抗日戦線－八路軍と共に
著者、公文書発信者など	太田隆司
公文書宛先
発行日	2008.6.16
発行所	東銀座出版社
ページ	147-148
出典備考
備考	テキサス大学図書館公開の中国地図・太原（シリーズＬ500、1954～）に「太原」がある。地図の上部左寄りにある。現在の地図で同所は太原市である。テキサス大学図書館公開の中国地図・太原は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nj49-12.jpg