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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報安徽省 滁州市 鳳陽県
資料にある地域情報洋店
慰安所があった時期1938年2月
記載内容兵隊A あれは何だい。・・・通りかかった本部要員の歩兵が「ありゃ軍装の麗人だよ、皆んなが命がけで苦労しているんで、弾の来る前線にまで慰安を与えるためにわざわざ来てくれた慰安隊だよ」・・・洋店の最前線部隊である一大隊に、派遣された一群の白衣の天使にあらぬ餅肌の天使10余名は、正しく存在価値と使命感に溢れた勇婦である。「こりゃ、ことだで。千名に対して10名だ、100対1の割合だからどうするつもりやで」・・・我々小行李2班に2枚の入場切符が配られて来た。
証言者吉田庚
証言者属性日本軍兵士
部隊名歩兵第58連隊第1大隊
資料タイトル軍馬の想い出 一輜重兵の手記
著者、公文書発信者など吉田庚
公文書宛先
発行日1979.10.10
発行所「軍馬の想い出」刊行会・新人物往来社
ページ113-114
出典備考注:兵歴に「昭和12年9月 第13師団管下歩兵第58連隊第1大隊応召」とある。「歩58連隊1大隊進軍路 上海上陸昭和12年10月3日」の地図に進軍ルートと年月日が記載されている。ちなみに洋店は13.2.17と思われる。116pに「わが1大隊が蚌埠西方地区の靠山集、洋店附近の警備滞陣は強力な敵部隊を牽制抑止して・・・捨石的役割となった・・・洋店を出動したのは師団本部の出動より遅れること数日の5月11日であった」とある。地図には「13.2.17」の下に「5.9」の日付がある。大隊本部は1938年2月17日に駐屯開始し、同年5月9日に移動したものと思われる。地図によると、洋店は蚌埠の南、靠山集の北にある。
備考 同書の地図「歩58連隊1大隊進軍路 上海上陸昭和12年10月3日」に記載された年月日から慰安所があった時期を判断した。
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