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資料の詳細

出典種別 目撃証言
現在の地域情報上海市 楊浦区 東沈家宅
資料にある地域情報楊家宅
慰安所があった時期1937年11月頃
記載内容1937年の、たぶん11月頃だったと思います。日本軍は慰安所を建設するために私たちの村の東側に住んでいた住民を西側に追いやりました。家を壊された私たちは寝る所もなく、思いあぐねた父親は仮住まいを作るための木材を探しに慰安所の建設用地に行ったのです。ところが不運なことに見張りの兵隊に見つかり、銃で射ち殺されてしまった……。ようやくバラック小屋を建てましたが、父を失った私たち一家は貧困のどん底に突き落とされ、生後3ヵ月の妹を手放さねばなりませんでした・・・
土・日曜日には兵隊が大勢やってきて賑やかでした。月曜日に医者が性病検査にやってきたことを覚えています。部屋の前には神棚があり、門の外にあったゴミ捨て場には使用済みのコンドームや『606号』の空容器が捨ててありました・・・
証言者沈美娣
証言者属性地元住民
部隊名
資料タイトル上海の慰安所・現地調査報告 上海に慰安所の記憶と痕跡を訪ねて
著者、公文書発信者など西野瑠美子
公文書宛先
発行日
発行所
ページ
出典備考『季刊戦争責任研究』第27号、日本の戦争責任資料センター、2000春、5ページ
備考
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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