出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 上海市 |
資料にある地域情報 | 上海 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 兵隊の数と慰安婦との数のバランスが保たれて、ここでは待たずに遊ぶことが出来たが、その後、上海に出て、慰安所を訪れた時には驚いた。たいてい7,8人の兵隊が、自分の番を待って行列を作っていた。まるで公衆便所で順番を待ち、用を済ませるというかっこうである。こういう忙しいところは、急造のバラックが、アパート形式になっていた。入口のところに切符売場があって、最初に切符を買わされるのには驚いた。切符を買って順番を待ち、やがて部屋に入ってみると、二畳位の狭い部屋の半分が土間で、残り半分がちょうど腰掛けられる高さの板張りになっている。一応、蒲団は敷いてあるものの、客が次から次へと押しかけるので、いちいち蒲団など使っていられない。 |
証言者 | 春風亭柳昇 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 陸軍落語兵<新装版> |
著者、公文書発信者など | 春風亭柳昇 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1987.8.15 |
発行所 | 立風書房 |
ページ | 55 |
出典備考 | |
備考 |