資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	湖北省　武漢市
資料にある地域情報	漢口
慰安所があった時期
記載内容	中支にある原隊への輸送間、漢口で社の支局をおとずれたことがあった。そこの野口さんは漢口の街を一部案内したあとで、あるホテルの前で立ちどまり僕にこういった。「ここはフランス租界でも上品な家です。10円でけっこういいサーヴィスをします。僕はちょっとまだ用事がありますからー」僕が女房のあることを知りながら、野口氏はこういうのである。・・・不案内な外国租界で、女と遊ぶなどということは不安であったし、いまここで遊べば、気構えが足元から崩れるように思われた。・・・漢口北方の警備地では中隊宿舎の隣に慰安所があった。しかし、初年兵にとっては別世界であった。
証言者	横田正平
証言者属性	日本軍兵士
部隊名
資料タイトル	私は玉砕しなかった　グアムで投降した兵士の記録
著者、公文書発信者など	横田正平
公文書宛先
発行日	1999.8.18
発行所	中央公論新社
ページ	182-183
出典備考
備考	テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口（シリーズＬ500、1954～）に「漢口」がある。地図の左側中央「3-8」にある。現在の地図で同所は「武漢市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-5.jpg ※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。